頭のシフトチェンジが大事

 有名私立中学校の試験は、一般的な公立学校のそれとは違っています。純粋に学力や暗記力を問う公立学校のものとは違い、私立中学校の入試は生徒個人の創造性や本質的な知識をチェックする問題が多いです。算数の科目でも、その傾向があり、IQテストのような生徒のひらめきや頭の柔らかさを問うテストが昨今主流となりました。

 塾講師として近年の出題傾向を敏感に察知し、既存の算数指導にこだわらないフレキシブルなコーチングが求められています。元々算数の成績が良い生徒でも、長文を正しく読解しなければ式を組み立てられない問題であれば、思わぬところでミスをする可能性大です。算数のテスト対策の一環として、国語のコーチングを強化したり読解力を引き上げる指導が要ります。

 テレビのクイズ番組に出題されるような、問題文をただ読むだけではスムーズに式が分からない、斬新なひらめきを求められるトリッキーな図形問題や法則性の問題も、私立中学校の入試には頻繁に登場します。いわゆる秀才型の生徒はマニュアルに沿った問題文は大の得意ですが、不規則な問題は苦手にしているため、既存の枠組みにとらわれない柔軟な発想を持つべきと指導をしなければなりません。学校の試験ではなく、むしろクイズ番組のような感覚で読む、公式を組み立てるべき、といった頭のシフトチェンジを教えなければいけません。